恥ずかしいタイトルやなぁ(笑)
でも、家族のいるお父さんが複数車を所有できるならともかく、普通は家族と普段の使い勝手、更には奥さんも運転するかも、などなど考慮して車選びをするんじゃないでしょうか?しかし車に多少なりとも趣味性を求めるお父さんは「ミニバンとかじゃイヤだ」と考えるのですよ。
そうなると、家族が乗れるセダン以上で、スポーツ走行も楽しめる車、という贅沢な悩みに応じてくれる車はそんなに多くはありません。
アルファロメオ156という車はそういう意味でちょうど良い車なのですね。
ボディーが手頃な大きさで家族がちゃんと乗れて、パワフルとは言えないけど魅力のあるエンジンとMTもATもスポーツする事が前提のトランスミッション。スポーツを意識したデザインと小道具も含めれば、これで車好きの食指が伸びない訳がないんですよね。
前置きが長くなりました。
国産車ではそんな希望に応えてくれる車が一台だけありますよ。
それがRX‐8です。

暫らくのブランクを経て登場したロータリーマシンは「セダン」という意表付く形で僕達の前に現れました。
デビューした時は、ドキドキしましたよ。最近でこそ見掛ける事も多くなってそれほど「目で追う」ほどではなくなりましたが、やはり注目してしまいます。
僕はRX‐7(FD3S)を買おうと思っていた時期があって、かなり具体的な話まで進みましたが結婚する事になって購入資金が結婚費用に消えてしまい買えませんでした。日本車の中でロータリーエンジンを積む車は僕にとって別物なんです。
ところで156とRX‐8はちょっと似ていると思いませんか?
デザイン重視でセダンなのにスポーツカー。正確に言えば156は生粋のスポーツではなく、性能の8割くらいまでを使って走るスポーティーカーというニュアンスの方がシックリきますが。
大人4人が乗れる4シータースポーツという出で立ちは「家族の事も考えているんだぞ」と言い訳が立ちますし、広くはないけど荷物も結構積めるトランクを備えます。それでいて高い剛性のシャシーと完全なフロントミッドシップレイアウト。FRレイアウトに配置した高回転まで良く回る新世代ロータリー。6MTをはじめ5MTや4ATを準備されているので奥さんがATしか運転できなくても4ATモデルを選択すればOK。
あのデザイン優先のコンパクトなキャノピーですが室内の広さが気になります。しかし意外(失礼)にもチャンと確保できてるのです。
156がクーペのように見せるためにリアドアのノブをピラーに隠しているのは良くご存知と思いますが、RX‐8のノブはいくら外から探してもありません。フロントドアを開けると現れるのです。リアドアが長いとデザインがスポーツカーらしくないという理由から短くした為、センターピラーがあると後席への昇降性が悪くなり、観音開きというレイアウトを採用したため。
結果的に補強材をドア廻りに入れていますが重量増加を嫌ってリアドアはアルミ製なんです。しかも前後のドアは少し斜めに上がりながら開くんですね。
残念なのは、リアドアが独立性を持たない点でしょう。大人4人というコンセプトに対して、フロントドアを開けないと開かないリアドアは中途半端。ドアのシール性からやむを得なかったのでしょうね。
Cピラーは7やコスモスポーツを模した物らしいのですが、156も太いですよね。斜め後方の視界はお世辞にも良いとは言えないでしょう。RX‐8のそれは更に上を行きます。
マツダのデザイナーは居住性をスポイルする事なくスポーツカーらしいデザインにしたと感心します。このデザイン、日本車ではトップクラスだと思うんですがね。
僕がこのRX‐8を諦めなければならない理由は「家族が5人家族」だから。
こればっかりはどうしようもないです。
気が付けばあれほどあったセダンスポーツやスポーツカーはミニバン軍団に取って代わられ消滅寸前。RX‐8もデビュー当時は結構売れたみたいですが最近はあまり売れてないようです。
この調子だと本当に日本のメーカーからこういうジャンルの車が消滅してしまうんじゃないかと心配になります。