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命の重さ
2009-11-01 Sun 13:29

今日11月1日は111がワン・ワン・ワンと読めることから「犬の日」です。
今回はどうしても書きたかった事を書きます。非常に重いテーマですが、是非みなさんに知って頂きたい現実です。
リコちゃんは所謂「保護センターブランド」です。シャロも捨て猫ブランドでした。どちらも「もういらない」と一度はその命が終わる運命にあった子です。野良猫の仔猫が無事に成長できる確率はほんの僅かです。仮に大人になれてもその生涯は2~3年。室内で飼われているネコは年々延びる傾向にあり平均15年と言われています。このブログで繰り返しネコの室内飼いを言ってきましたが、その理由は他の記事で書きます。
リコちゃんも他の2兄弟と共に保護センターに持ち込まれた仔猫でした。持ち込まれるのはイヌとネコが一番多く九州は殺処分数でも全国の半分より上、特に10位以内に4県もランクインしています。これって恥ずかしいことです。このデータはとらきちさんの記事にありました。大分県の資料によると、平成18年度のイヌの殺処分比率は子犬43%、成犬 57%となっています。これに対してネコの殺処分比率は子猫は76%、成猫は24%となっています。つまり処分の6割近くが仔犬・子猫で占められています。如何に不妊去勢手術を受けさせていないか、いやネコならその手術を受けさせることで8割もの殺処分を減らすことができるのです。飼い主(と言って良いのかわからないが)はそれこそ目も開かないような子犬や仔猫を麻袋やビニール袋に入れ、まるでゴミでも出すかのような扱いをするのだそうです。しかもこういう人物はリピーターであることが多いと言われています。産経新聞の記事がありましたのでリンクしておきます。良かったらこちらもご覧下さい。

【溶けゆく日本人】蔓延するミーイズム(3)身勝手な飼い主

保護センターに持ち込まれる動物の理由は様々。
引越しで飼えなくなった、増え過ぎた、病気になった、躾に失敗した、近所からの苦情、人に危害を与えた、などなど理由になっていないものばかり。仕舞いには「飽きた」というような信じられない理由まであります。その他にはペットショップで売れ残った、とかブリーダーが廃業して持ち込まれるケースも少なくないと言います。保護される動物も物音に驚いて逃げた、などという理由が多いのです。
1974年に施行された動物愛護法のお陰かイヌの殺処分は減少し続けましたが、ネコの殺処分は寧ろ増加し、1988年頃から横這いです。恐らく、イヌは戦後の狂犬病が蔓延したことから狂犬病予防法が1950年に施行され、1974年から登録制度が義務付けられたからだと思われます。因みに違反すると20万円以下の罰金です。これに対してネコにはこのような義務もなくワクチンも義務付けられていません。このことが殺処分の減少に向かない原因のひとつになっていると思われます。
保護された動物は狂犬病予防法第6条及び動愛条例第9条で3日抑留ののち処分できるとされています。抑留されたイヌの変換率はわずか10.3%です。市町村によって抑留する日数は異なりますが、最短で3日の命であることは間違いありません。
殺処分が決まると嘗ては、硝酸ストリキニーネによる薬殺か撲殺、あるいは実験動物として払い下げられていました。現在は密閉された部屋の中に入れられ、酸素を抜かれて替わりに二酸化炭素が充填され窒息死させられるのです。これは安楽死ではありません。
泡を吹き、逃げ場を探し、必死にもがきながら悶え死ぬのです。

繰り返しますが、これは“安楽死”ではないのです。

以下はフジテレビのニュースジャパンで9月21日から9月23日にかけて放送された特集です。特に23日の特集では殺処分する瞬間の映像が挿入されています。大変ショッキングな映像ですがこれが現実です。





正直なトコロ、心が壊れてしまいそうになります。
熊本の取り組みの中で雷が怖くて逃げ出したジョン君が無事に飼い主さんに見つけ出されるシーンは救いでした。お父さん、感無量で泣いていました。パピーミルから無事に保護されたイヌたちも本当に良かった、と思う反面、命が繋がらなかった子たちの方が圧倒的に多いだろうことは容易に想像できます。
リコちゃんもこのガス室に送り込まれる中の1匹でした。もし保護活動ボランティアの迷子犬さん達に保護されなかったら、苦しみながら窒息死していたのかと思うとぞっとします。

これは平成19年度のイヌ・ネコの殺処分内訳です。
犬猫の処分数

全国で年間30万頭以上も殺処分されています。ニュースジャパンの特集ではイヌにスポットが当たっていましたが、ネコはイヌの倍以上が殺処分されています。
安易に動物を飼い、飼えなくなると動物管理センターに安易に持ち込む悪循環はそれを許さない社会通念の変革が必要であり、動物の虐待や飼育放棄は「犯罪」だという周知が必要だと思います。飼う側も正しい知識を身に着けることが重要です。2000年12月に施行された「動物の愛護及び管理に関する法律」によって虐待は懲役1年以下、100万円以下の罰金を科せられる立派な犯罪です。大分県も引き取りは有料化したけど安過ぎると思います。高くすればなくなるとは思いませんが減るとは思いますね。因みにドイツはペットに税金を掛けて頭数が増えると税金が更に増大するシステムを導入して、いたずらに頭数が増大しないようにしています。ペットショップで買うということがないからできるんでしょうね。

個人的な意見ですが、できれば持ち込んだ人にはボタンを押してもらい、どういう最後を遂げるのかその目で見て頂きたい。自分の手を汚して貰いたいワケですよ。
こういうヤツって直視できるんだろうか?
笑いながら持ち込んだオッサンなんか最後まで笑ってたり(あー嫌だ)

捨て猫の前を通り過ぎかわいそうだな、と思っても「ごめんね。誰か飼ってくれる優しい人が来るといいね」と言ったトコロでその「優しい人」が現れる確率はゼロに等しい確率です。残念ながらそんなに都合よくいかないのです。
動物管理センターに持ち込まれる動物も一番望ましい一般家庭の飼い主を探すことを行政は等閑してきました。地球生物会議などを始めとする動物愛護ボランティアの働き掛けで実験動物としての払い下げがやっとなくなりましたが、一部の自治体を除いて殺処分ゼロは夢のまた夢です。里親探しは民間のボランティアによって行われているのが現実です。リコちゃんの保護をして下さった迷子犬さんのトコロに次のチビーズがやって来ました。しかし翌日には9匹も持ち込まれていました。やってもやってもキリがない、というのが印象です。「賽の河原」と表現されていましたが、その通りだと思います。

もし、もしですよ。この記事を読んで飼えるのであれば少しで良いから里親の検討をしては頂けないでしょうか。あなたの1歩踏み出す勇気が1匹の命を救えるかも知れません。


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この記事のコメント
ありがとうございます・・
IKEAさんが以前から思われていたことをここまで詳しく書いてくださりありがとうございます
沢山の資料に目を通され
そしてぞっとするほど辛く悲しく怒りに満ちた思いをされたのではないでしょうか?
正直私にはここまで書けないです
ありがとうございます

ご承諾をいただく前に失礼だとは思いましたが
リンクでは物足りないので前文転載させていただきます

私達ボランティアが言うよりも説得力も迫力もあり
一里親さまが言われたお言葉として
是非皆さまにそのままお伝えし
一つでも二つでも何かを感じていただけたらと願います

この世界
みんながIKEAさんのような考えを持ってくださったら
動物も人も安心できる世の中になりますよね
保健所に殺してと持ち込むことが出来る人間は
人種が違うと思いたいです・・
2009-11-02 Mon 00:44 | URL | さこ #mQop/nM.[ 内容変更]
さこさん
>辛く悲しく怒りに満ちた思い
捨てネコの運命はシャロを買い始めた時に読んだ本で知りました。そして今回は漠然としか知らなかった保護センターの動物達の末路。本当に色んなことを考えました。
知らないってことがこんなに罪なことだとは。

こんな拙文で良ければ転載いくらでもどうぞ。
多くの人が知って何か感じて考えてくれれば少しは状況も良くなるのでは、そう思い著作違反ですがニュースジャパンの特集を上げました。口で言うより耳で聞くより、その目で見ることは一番効果があると思います。

リコちゃんだけしか救えないのが心残りですが、この子が寿命をまっとうするまで飼ってやりたいと思います。
2009-11-02 Mon 08:09 | URL | IKEA #-[ 内容変更]
重いですね・・・
これほどショッキングなブログも珍しい・・・

人の命は地球より重いなんて言葉がある反面でこういった現実があるんですね・・・
少なくとも一旦飼い始めた人には最後まで面倒を見る責任があると思います。
もしかすると処分している人達が一番何とかしたいと思っているのではないかなんて考えてしまいますね。
私は動物を飼える環境にありませんが、一つでも多くの動物達が優しい里親に引き取られる事を願ってやみません。
2009-11-02 Mon 19:00 | URL | こ~んず #JalddpaA[ 内容変更]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009-11-02 Mon 23:39 | | #[ 内容変更]
こ~んずさん
暖かいコメントありがとうございます。

人の命も重いけど、動物の命も重いです。
子供に時々話すんですが、生きる=食べるということで、尊い命の犠牲でご飯が食べられる、それが嫌だからといって食べない訳には行かないから、残さず美味しく食べて上げなさい。
こう言うと子供たちは嫌いなものでも食べてくれます。
食育は命の重さを教える糸口です。

>最後まで面倒を見る責任
終生飼育は基本だと思います。
仔犬、仔猫は確かに可愛いですが、ずっと子供のままじゃないですから、それがキッカケでも良いのだけど無計画に飼う前にチョット冷静さも持って欲しいんです。
某消費者金融のCMなんか最悪だと思うんですよね。

>処分している人達が一番何とかしたい
一番ツライのは職員だと思います。
熊本の所長さんもインタビューで言っています。だから殺処分ゼロの模索を始めたんだと。

>動物を飼える環境にありませんが
賃貸経営の側にある僕としては一番ツライ部分かも。そういう模索もしているのですが、現実には難しい部分があります。信じられないかも知れませんが、営業スタートの時は「ペット特約」が付随してたんですよ。
2009-11-03 Tue 04:48 | URL | IKEA #-[ 内容変更]
鍵コメさん
初めまして。
リンクの件、了解しました。
ジツは存じ上げておりました。大分の実態も見て正直ガッカリです。賛否両論あるとは思うんですが、ペットが現在のように「家族の一員」として捉えられるなら必要なのかな、という部分もあります。コメントでは言葉足らずになると思うので、何れ記事として纏めたいと思います。
しかしこういう資料を作るのは大変な努力と情熱が必要です。頭が下がる思いです。
2009-11-03 Tue 04:56 | URL | IKEA #-[ 内容変更]
共感
共感する事が多々ありました。事後報告になりますが、とても私にとって為になる事が書かれてあり、他の方にも同様だと思いましたので、転載させて頂きました。

無視したくなる現実。無関心を装い、何もかわらないままでは 私が 辛くなり、そして命が亡くなっていく現実。なかなか 行動に起こせる人等が (私を含め)少ない現実。

まだまだ できる事はあるのでしょう。何かが変わる為に、代わらなくても 未来に繋がるよう、真剣に行動に移せたらと思ってます。
2009-11-08 Sun 03:27 | URL | tsubasa #Ufx3x5dU[ 内容変更]
tsubasaさん
コメントありがとうございます。
転載の件は気になさらなくて結構ですよ。むしろ光栄に思います。

知って欲しい現実、という積りで書いたエントリですが、人にはそれぞれ考え方や事情があります。僕が言いたいのは「もし興味を持ってくれたのなら、少し考えてみてください」とお願いするだけで、それ以上の強制力は何もありません。
一番大事なのは一人でも多くの人がその口で言い、多くの人に知ってもらえることだと思います。そうしなければ簡単に意識など変らないものです。
日本は物質的には豊かな生活にはなりましたが、心の豊かさはどうなのかなぁ。精神的にはまだまだ未熟な部分も多いような気がします。
2009-11-09 Mon 10:40 | URL | IKEA #-[ 内容変更]
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