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室内飼いの勧め
2009-11-17 Tue 22:23

クラフトフェスタの翌日、リコちゃんの予防接種1回目に行って来ました。
我が家に来て2週間が経過して、すでに我が物顔で振舞っているし、トイレも安定して元気もあるのでイベントが終わったら病院に連れて行こうと思っていました。
先生、リコちゃんを見て「大きくなったねぇ」と言いながら心音を聞くために聴診器を当てます。
怖いのでしょう、完全に腰が引けてます(笑)
手際よくワクチンを準備してアッと言う間に終了しました。
今回はリコちゃん、一言も鳴きませんでした。

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先生は猫への負担が大きいので3種混合ワクチンで良いのではないかということで、もし必要なら1歳以降にまた考えましょう、ということでした。確かに対応する病気は多くなりますが、それと引き換えに副作用のリスクも大きくなるのです。ただ先生が3種混合で良いのではないか、と言ったのは「完全室内飼い」が前提で飼育されているからで、そうでない猫には当て嵌まりません。
以前からコメント等で「完全室内飼育」の発言をしてきましたが、良いことの方が多いのでそう言っています。確かに猫は外に出ますし、一度外の世界を知った猫はまた出ようとします。一見それが自然なように思えますが、猫にとってはリスクだらけです。

一番のリスクは交通事故でしょう。昔は交通量も少なく外に出ても危険は少なかったでしょうが、今日の交通量はそれと比較になりません。猫は大変臆病な動物で、特にパニック状態に陥ると身体が竦んで動けなくなるので避けたくても避けられなくなりはねられるケースが多いのです。

2番目は他の猫や動物との争いで命を縮めるケースです。オスは縄張り争いから喧嘩になりますし、発情期は致命傷の傷を負うこともあります。僕が中学生の時に仔猫を拾ったのですが、父が室内飼いを理解せず外に出したばかりに、近所のオス猫に噛まれ安楽死させた苦い経験があります。仔猫にとってはカラスも大敵です。

3番目は2番目とも関係がありますが感染症です。
病気の感染は喧嘩に限らず、仲のいい猫同士が舐めあう事でも感染しますし、土壌や水に潜んでいる原虫が寄生することもあります。コクシジウムやトキソプラズマなどがそうですね。他にもウイルス感染やノミ・ダニの寄生、有毒植物を食べて中毒死などの原因はほとんどが外に出ることです。

完全に限られた範囲だけで猫はストレスを感じないのか、という疑問があるかと思いますが、猫の習性からストレスは感じません。猫の特徴として「習慣の動物」というのがあります。
本来が肉食の猫は犬と違って集団で狩りをすることはありません。彼等は単独生活者で獲物が出そうな場所の近くで待ち伏せして獲物を捕獲する狩りを行います。その狩りを行う範囲がハンティングエリアと呼ばれるもの。このエリアは複数の猫が共存しています。大体500mくらいの範囲だそうですが、一旦こういうエリアを持つと猫は毎日エリア内をパトロールして廻ります。彼等の最大の関心事は食料の確保とよそ者が入ってきて荒らさないか、という点に集約されていると思われます。
ところが、これは自分で食べ物を確保しなければならない野良猫のハナシで、人間から毎日エサを貰える猫には必要のない行為です。しかし自分のテリトリーを持っているので習慣でパトロールを続けます。最初から外の世界を知らない猫にとって外は未知の世界で、猫の習性から「怖い世界」になります。シャロは2度、玄関から外に出たことがあります。その時は興味で出てしまったものの耳は寝て腰は引けて、慌てて抱き上げると情けない声でニャーと鳴いて脱力してしまいました(笑)
ですから最初から室内飼いを徹底すれば今いる範囲がテリトリーになってしまいます。外に出られないストレスより外敵に襲われる心配の方がずっと大きなストレスですよ。食べ物に困らず、いつも安心して寝られる(猫は1日の内2/3は寝て過ごします)とわかればすぐに慣れてしまいます。一旦慣れると習慣で出なくてもヘッチャラの猫です。外に出たら100%の確率でノミが付いてきますが、ノミ取りのフロントラインも結構強い薬です。あれを付けなくて済むだけでも猫の負担は少なくなります。
外に出て感染するリスクが減るとワクチンも少なくて済み、猫への負担も財布への負担も軽くなり、ずっと健康で長生きします。シャロはいい例です。もう病院が怖くてキャリーも怖くて最初はワクチンを接種したのですが、先生があまりに嫌がるシャロを見てストレスになるからムリにワクチンは打たなくても良いのじゃないか、と言われてそれで途中からワクチンの接種をしませんでした。それから10数年病気らしい病気もせずに生涯を送りました。途中からシニア用のエサに切り替えたり、避妊手術をしたこともあったとは思いますが、やはり室内飼いがそれを実現したと思います。

通常ワクチンは3種混合、5種混合、7種混合とあります。その中身なのですが

<3種混合>
・猫ウイルス性鼻器官炎(FVR)
猫ヘルペス感染症ともいわれ通称猫カゼといわれるカゼに似た症状が起きる。6ヶ月未満の仔猫では発症率が高く死亡率も高い。

・猫カリシウイルス感染症(FCI)
猫インフルエンザとも呼ばれる。発症から1~2週間で回復し単独感染では重篤な症状になることは稀だがFVRと混合感染することがしばしばで、体力の弱った猫や仔猫、老猫では死亡に至る確立も高い。

・猫汎白血球減少症(FPL)
猫伝染性腸炎、猫バルボウイルス感染症、猫ジステンバーなどの別名がある。感染すると酷い嘔吐と下痢を起こし、その名の通り極端に白血球が減少するために細菌などへの抵抗力が減り合併症を起こして死に至る死亡率の高い病気。このウイルスは塵や埃の中に1年以上も生存でき、感染力も非常に高い。室内飼育の猫でも人間の服や靴について持ち込まれて感染することもあり注意を要する。直接ウイルスに効く薬はなく対処療法を行う。

<5種混合>
5種混合ワクチンは3種混合に次の2種を足したもの。

・猫白血病ウイルス感染症(FeLV)
オンコウイルス(レトロウイルスの1種)に感染した猫と接触して感染する。文字通り白血病になるケースもあるが、白血球が減少することで免疫力が弱り様々な感染症を起こす。特に貧血症状は死亡率が高い。FIVと同時に感染を調べられる検査キットがあるが、ウイルスが浸入してから1ヶ月以内は陰性になることが多く、4ヶ月以内でも陰性になることがあるのでそれ以上経過して再検査するのが望ましい。このワクチンには僅かだが注射した場所の皮膚に腫瘍ができる副作用が知られている。確立は1万~2万分の1程度だがアメリカで死亡の事例も報告されている。ウイルス自体の感染力は低いので他の猫と接触しないのであれば打たなくてもよいだろう。

・クラジミア感染症
クラジミアはクラミドフィラ・フェリス(Chlamydophila felis)という細菌とウイルスの中間にある病原体が感染して発症する人畜共通の感染症。鳥から人に感染するオウム病もクラジミアの1種である。発症すると結膜炎を起こし瞼や目の周りに炎症が起こり目ヤニが出る。次第に咳、くしゃみ、鼻水とカゼ症状が現れるため「猫カゼ」などとも呼ばれる。稀に感染した猫の目ヤニが直接、人の目に付着することで結膜炎を起こすことがある。

これらの感染症はキャリアの猫に接触する機会がない室内飼育の猫では3種混合ワクチンのように必須とはいえないですし、獣医さんも副作用や負担を避けるために勧めないことが多いようです。

<7種混合>
カリシウイルスはインフルエンザにA型やB型があるように多くのタイプがありますが、3種、5種混合ワクチンでは1つのタイプにしか対応していません。これに2つのカリシウイルスのワクチンを足したものが7種混合ワクチンです。

どのワクチンが好ましいかというのは飼い主、先生共に考えがあると思いますが先生サイドは少しでも負担を小さくするため(特に体力のない仔猫)3種混合ワクチンを勧めることが多いかと思われます。3種と5種には価格差も1,000円程度しかないのでお得感もあってか人気があるようですが、先にも書いたように他の猫と接触する機会がなければ必要はありません。ワクチンがどういうものか今更説明する必要はないと思いますが、少なからず何かの副作用があります。弱めた病原菌を打って軽く感染させて抗体を作らせるのですから副作用がないワクチンなんてものはこの世に存在しない、と言っても過言ではないような気がします。またワクチンを打ってもその病気を完全に防げるか、というとそうでもなく80~90%防げるものです。その観点からもワクチン接種と完全室内飼育はセットと思って頂くのが良いと思います。ワクチンを打つことも負担ですが、病院も好きな猫は稀でしょうから行くこと自体負担です。感染して発症したとなれば通院や投薬の負担は人間の想像を遥かに超えると思われます。

<ワクチネーションプログラム>
ワクチンの接種時期ですが、通常仔猫は生後約8~9週(2ヶ月)で一回目、1ヶ月後(12~13週目)に2回目の接種をします。1歳以降は年に1回です。これをワクチネーションプログラムといいます。
仔猫は何故2回接種するかですが、生まれたばかりの仔猫は自分で抗体を作ることができません。そのため、親が持っている抗体を初乳から貰うのです。これを移行抗体というのですが、この抗体が減少を始めるのが8~9週目なのです。12~13週目にはほとんど移行抗体は消えてしまいます。ここで問題なのが移行抗体がいつ完全になくなるかなのですが、それを知るのはちょっと困難です。採血すればわかりますが毎日採血するのは現実的ではありません。しかし早い子では2ヶ月を過ぎる頃に全くなくなってることもあれば今から少なくなろうとしている子もいます。免疫が空白状態の可能性があるこの時期に1回目ををムダとわかっていても打って感染のリスクを減らそうというのが目的です。しかし移行抗体が残っている子では十分なワクチンの効果がありません。そのために1ヵ月後2回目の接種をしようというわけです。親の初乳を飲んだかわからない仔猫は感染リスクが高いので1ヶ月目に最初のワクチンを接種して合計3回打つ場合もあります。一度できた抗体は1年間有効ですが、徐々に抗体価が低下するので次の予防接種をする時期に近くなったら他の猫に接触させないだけでなく、飼い主も他の猫に触らないなど注意が必要です。特に3種のみの接種をした飼い主は普段から他の猫に触らないか、触っても手洗いを徹底する気遣いをしないとうっかり病原菌を持ち込んでしまう原因を作ってしまいます。

最近、聞くようになった「ワクチン接種は3年毎で良い」というのはどうもアメリカから伝わってきたようです。でもね、アメリカの予防接種率は50%超えてるからそう言ってるんですよね。日本の接種率は猫の場合10~20%だろうと言われていますし、犬の狂犬病でも義務付けられているにもかかわらず45%前後なんです。だからアメリカのような状況とは違うと思って良いでしょうし、大体メーカーが1年毎に接種することを前提に認可されたワクチンですから、それでは所定の効果が出るのか保障さえありません。
ただひとつ重要なことがあります。3種混合ワクチンだけでも国産は1種類だけ、後は輸入品です。つまりアメリカで使っているものと同じモノと思って良いんじゃないですかね。だとすれば接種してから抗体価の持続期間が重要なのであって、接種率は特に問題ではないのでは?
専門家ではないので言及は避けますが、抗体の残存が簡単にわかるようになれば良いのではないでしょうか。それを元にワクチネーションプログラムが組めれば必要以上にワクチンを打つ必要も猫への負担も副作用の心配も軽減できる筈です。

予防接種をする時間ですが(最適な時間があるんですよ)できれば午前中の早い時間が最適だと思います。ワクチンは副作用が付き纏うものです。強い副作用は接種して15分から1時間後位に現れることが多く、少なくとも数時間以内に大きな副作用は現れてきます。午前中に接種を行えば重篤な状態(アナフィラキシーショックなど)に陥っても病院が開いている時間に受診できるので大丈夫というわけです。ですから接種してから数時間は特に注意して観察してください。蕁麻疹や顔面が腫れる血管性水腫が発生した場合、同じアレルゲンが再び体内に入ると強いアナフィラキシーショックを起こすことが多いため、すぐに病院に連れてくるように言われました。
逆にいつもより元気がなく良く寝るだとか、エサを食べる量が減るというのは良くある副作用で、グッタリしているとか、全くエサを食べないという状況でない限り心配はあまり必要ありません。
リコちゃんは接種の当日はやはり良く寝ました。ご飯も食べには行きますが普段の半分も食べませんでした。翌日は朝から昨日の分を取り戻すように走り回り遊んで「ぴや~ん」と鳴いてご飯をねだる食欲を発揮しています。すっかり普段通りです。

トコロでリコちゃん、2ヶ月にしては少し大きいかな、と感じていましたし、手足の大きさからも大きくなるんじゃないか、と思っていたのですが、先生からも大きくなりそうだね、と言われました。シャロは小柄だったんですよね。飼い始めた20年前には「子猫用のエサ」はマイナーというか知りませんでした。多分なかったのか、一般に流通する量が少なくて目に付かなかったのかも知れません。今では子猫用の高カロリーフードを与えるのが普通ですけど、シャロは大人用のエサを食べていたので栄養が足らなかったのかも知れません。そういう意味で管理する飼い主が正しい知識を持たないと猫もかわいそうだなと。自分ではどうしようもありませんからねぇ。
先生がエサで気を付けて欲しいと言ったウェットフードとの併用は上手く行ってますよ、と話すとできれば色んなモノを食べさせて欲しい、ということです。シャロの末期を経験して良くわかったのですがドライフードオンリーだったシャロは他の食べ物を全く食べませんでした。お陰で人間の料理には見向きもしなかったので凄く楽でした。トコロがドライを受け付けなくなってから他のモノをそういう段階から食べさせるのに苦労したんです。もちろん人間の食べ物を与えろという意味ではないですが、そうやって他の好物があればイザという時に猫も飼い主も楽だよ、こう言ってるんだと思いました。正しいかどうかは別ですが、近年猫の寿命はどんどん延びています。高齢化しているというのがその指導の裏にあるのだと思いましたが「だけど人間の食べ物に興味を持つから大変だけどね」って(やっぱりね)
エサのハナシはまた別の機会にします。



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