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添加剤は不要?
2007-05-15 Tue 12:42

カー用品店に行くとオイルの売り場の脇に必ずといって良いほど「添加剤」のコーナーがありますよね。ほとんどはオイルに加えて使用するもので、パッケージには素晴らしい効能が書き連ねてあります。
エンジン出力の向上、エンジン保護、ノイズの低下、燃費UPなどなど。お手軽さと効能で使ってみようか或いは実際に使った経験のある方も少なからずいるのではないでしょうか?
結論からですが、僕はこの手のケミカル品は「眉唾モノ」と思っています。
理由は明白。そんなに効果があるなら「何故、自動車メーカーが純正導入しないのか」です。売られている商品は多少変化があるようですが20年にも亘ってパッケージや添加物を変えながらもほぼ同一のケミカルが販売されていると考えられます。なのに自動車メーカーは採用していないのです。成分を詳しく調べるまでもなく、こういう一般理論で解決できる問題かと思われます。況して我々素人が詳細に成分を調べる技術や設備を持つはずもなく、そのような事は既に自動車メーカーが既に行っていると考えられ既知のものではないかと思われるのです。ところが採用する素振りさえ見えないのですから効能は疑問符が付くものなのでしょう。一時、トヨタディーラーでマイクロロンが販売された時期がありますが、恐らく商品の性能より政治的な色合いが強かったのではないかと推測しています。

さて、そのマイクロロンですがオイル添加剤の雄といって過言ではないほど認知される添加剤です。その主成分はテフロンです。ではテフロンとはどんなものなのでしょう。
テフロンというのはデュポン社の商品名で、正式にはポリテトラフルオロエチレンという長ったらしい名前です。テトラフルオロエチレンの重合体というのが科学的には正しいようですが、簡単に言ってしまえばフッ素と炭素だけでできたフッ素樹脂です。耐熱性が高く(融点327℃)熱を加えても組織が安定している、耐薬品性が高いなどの特徴を持っていて、高耐熱性を生かしてフライパンのコーティングに使用されているのは良く知られています。また撥水性からガラスのコーティング剤にも使用されています。その他に樹脂の添加剤としては欠かせないもので、身近にあるほとんどのものに使用されていると言っても良いほどです。
テフロンの特徴に摩擦係数が小さいというものがあります。それは現在発見されている物質の中で氷に次ぐものです。
そうです、やっと出てきましたね。この特性に着目してオイルの添加剤に使用されるようになったのです。
確かにそれだけ摩擦係数が小さければオイルに加えて使うと良さ気ですね。
氷の摩擦係数は0.027。テフロンは0.04。確かに良さそうです。

ところがテフロンには決定的な欠点があります。

面精度が高い部分には定着できない。
荷重の掛かる部分においては磨耗する


つまり一番潤滑剤としていて欲しいところにテフロンは定着できないか、定着しても剥がれ落ちるという訳です。当然ながら荷重が少ない場所では油膜が十分確保できているので、テフロンが介在してもどちらの効果なのかハッキリ知る事は不可能だと思われます。
無論、高圧力では簡単に剥がれ落ちるのですから極圧材としては不向きです。ですから高いトルクの掛かるミッションやデフのオイル添加剤としては向かないのは明白です。
一度コーティングすると半永久的に持続するものではなく、オイルに混ざったテフロンが最付着する事で傷を埋めるらしいのですが、オイル自体は無交換という事でもないらしく交換は必要。で、交換の度にテフロンを加える必要があるのです。

なんか一度使ってしまったら逃れられなくなる感じ。

オイルに混入する粉塵などの不純物によって金属面に傷が入るから前もってテフロンでコーティングするというのも分からないではないのですが、フィルターを通過する粉塵はメーカーとしては設計上の想定内なのではないでしょうか?
その為の、オイルグレードと交換インターバルの指定では?
最大の疑問。
シリンダーの内壁にはミクロ単位のクロスハッチが入れられています。これは油膜を保持してオイルによるエンジンの気密性を維持するためにワザワザ設けているのですが、これをテフロンで埋めてしまっても本当に支障はないのでしょうか?

オイル製造のメーカーも各社添加剤の開発に鎬を削っているのですが、そのブレンドは各社が培ったノウハウによって決められています。そこに意図的に加えられるよそ者の添加剤。バランスを崩してはしまわないでのしょうか。ある種の添加物に過剰に反応して無効化、或いは性状を変化させる事は全く皆無なのでしょうか。テフロンは非常に安定した物質ですが、テフロンを単用しているとは思われず、何かしらの触媒なり促進剤なり添加物が含まれていると考えられるからです。
テフロン系添加剤の優秀性を示す為、オイルレスでの走行実験をしたというデータも見受けられます。テフロンでコーティングされたエンジンはオイルがなくても走行に支障がなかったとされていますが俄かには信じ難いものです。
仮に事実であったとしても、本当に自分の車でオイルがなくなってしまうような極限状態(非常事態か?)である時に涼しい顔で走らせるかといえばまぁそんな愚行はしないでしょう。後に出てくる障害なりそれに伴う修理代なりオウンリスクは計り知れないからです。ならば、そのような事態に備えてコーティングする必要もなくなります。

今回、もう一つの添加剤系統としての塩素系を取り上げませんでしたが、これは非金属部品を侵す可能性が広く知られているので取り上げませんでした。効果は相当にあるらしいので(性質から当たり前なんだけど)OH前提のサーキット専用マシンなどにはOKかも。

どうもオイル添加剤の話は健康食品的な印象を感じます。例えば栄養ドリンクは病気の時には効果(精神的なものも含めて)があるかも知れませんが、普段から常用するのは病的です。逆にカロリーオーバーで障害が出るでしょう。肥り過ぎもいけませんが、過激なダイエットもダメです。健康に良いからといって納豆ばかり食べるのも不健康。何事もバランスではないでしょうか。酢が身体に良いからといって無理して飲もうとは思いませし、普通に食事で美味しく食べて摂取するのが筋ってものです。自ら進んでストレスのある食べ方なんかしたくもありませんが、こういう事したがる人って「そういう自分にウットリ」みたいな自己満足で嫌なんですよね。
あら、少し話が脱線してますか?

最後に

添加剤を使うか使わないかは「自由だー!!」
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この記事のコメント
マイクロロン、かつて205に入れた事があります。
効果は・・・
ちょっとエンジン音が静かにはなりました(笑)
他は・・・わかんないですね(^^;
でも結構好きですよ、マイクロロン(爆)
2007-05-15 Tue 08:18 | URL | こ~んず #JalddpaA[ 内容変更]
IKEAさん オイル漏れでカキコさせていただきました元Pekoe(ペコ)でございます。
ペコーさんと紛らわしいのでアルファ界?ではBooska!!と改名いたしました。

マイクロロン、今でもヤナセで売ってるらしいです。
賛否両論あるでしょうが私もIKEAさんに1票。
科学的な根拠は何もないのですが・・・(~_~;)
ひとつの面だけ、あるいは一時的に見るといいことがあるかもしれませんが別の面(たとえばエンジンブロックやピストンの耐久性)でデメリットがあるのではないでしょうか。メーカーが純正使用しない理由はその辺じゃないかと思っています。
2007-05-15 Tue 13:57 | URL | Pekoe改めBooska‼@166 #08pLAvd.[ 内容変更]
私もマイクロロン入れたことがあります。
手が上がらなくなるほどシェイクして投入したのを覚えています。
確かにエンジン音は静かになりますが、1万円分の走行変化は(私的には)ありませんでした。

ラジコンエンジンにもマイクロロン興味本位で使用していますが、こちらは超高回転エンジンなのであまり良く分かりません、オーバーヒート(普通で100度)が少し軽減されるくらいでしょうか。

おそらく、、、おそらくですが。
テフロン自体、車のオイル温度程度では十分な定着はしないんじゃないのでしょうか。
2007-05-15 Tue 15:48 | URL | LOHAS20 #-[ 内容変更]
>こ~んずさん

お話からするとかなりビミョーな印象だったようですね(笑)
僕も使用した事があるのですが、価格に見合うものとは思えませんでした。
ですから一度使ってもういいやってなりました。
156も前のオーナーが一度入れてるようです。
今は…完全にそのコーティングが落ちている事を願っています(笑)
205懐かしいですね。デビューが高校の時でしたか。欲しい車でしたよ。

>Booska!!さん

改名ですか。お気遣いありがとうございます。
僕が感じたのは、恐らく内燃機関の潤滑理論をよく知らずにテフロンを添加剤として利用したのではないかという事です。
その例としてシリンダーのハッチングを挙げたのですが、これを埋めて鏡面にするメリットはないと思います。
もっとも、一度使った時の印象が良くなかったのが最大の要因ではあります(笑)

>LOHAS20さん

やはりコストパフォーマンスで「?」ですか。
シェイクでしょう。説明書にそう書いてあった記憶があります。
使った時は、厳密な事を書いているので凄く緊張しながら入れましたっけ( ̄。 ̄;)
定着はすると思われますが、それは効果の薄い場所だとメーカーが認めています。
2007-05-16 Wed 06:48 | URL | IKEA #-[ 内容変更]
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